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 「父よ、わたしたちが一つであるように、彼らも一つになりますように。」
              <ヨハネ17ー22>

 主イエスが、いよいよご自分の時が来たことを知り、聖父に心を込めて祈られた究極の願いは「彼らが一つになるように」という、ご自分に従う弟子たちの完全な一致でした。この祈りが実現し、わたしたちが救われるために、キリストは一身を投げ打って十字架に上られ、命をお与えくださったのでした。

 主キリストのこの生命をかけた祈りは、まだ聞き入れられていません。「イエスはキリストである」と信じているキリスト教徒の間で、カトリック教会、東方正教会、プロテスタント諸教会、英国国教会(聖公会)等々に分裂してしまっています。イエスは、「私たちが一つであるように、彼らも一つになるためです。こうして、あなたがわたしをおつかわしになったこと…を世が知るようになります。」<ヨハネ17ー22,23>と、聖父に祈られましたが、キリスト者の分裂はキリストが神のみ子であることを、世が信じるのを妨げています。ある新興宗教のキリスト教批判の論拠は「キリスト教は本物の宗教ではありえない。キリスト教を名乗る教会が互いに分れ争っていることを見れば、それがわかる。」と言っているそうです。

 このようなつまずきを取り除かなければ、宣教の成果はあまり望めません。逆に言えば、信仰再一致が進むことによって、「毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人びとを日々仲間に加え一つにされたのである。」<使徒言行録246,47>という初代教会の生き生きとした教会の発展も望まれるようになるでしょう。

 キリスト教一致祈祷週間(1月18日から25日まで)は過ぎましたが、一致を願って心を合わせて祈ること、協力して同じ目的のために尽くすことなどは、年に一週間だけでなく、365日毎日具体的に続けていくべき私たちキリスト者の責務であろうと思います。次回、もう一度身近なところで何ができ、何が行われているかということについて考え、ともに祈りたいと思います。

                         塩谷惠策SJ



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   ※新・2019年2月~3月黙想のお知らせ

   ※新・イニゴの部屋2部・イニゴ28連載しました。

   ※新・2019年度黙想会のお知らせ

 

目的

  • 祈りの体験を通して、信仰に基ずく深い人間的、霊的成長を望む人々のニーズに応える
  • キリスト教的霊性を深める道を探し、信徒、修道者,司祭がともに協力しながら祈る教会としての姿を求める
  • 広島(要請委員会・霊性委員会)の活動に協力する。
  • イグナチオの霊性に親しむ。
  • 信徒の方々に合う祈り方、瞑想などを体験し、東洋の霊性と瞑想の場を提供していく。